高強度域における反発度によるコンクリートの強度推定に関する考察

摘要

コンクリート工事において実施した現行JIS によるrnリバウンドハンマーを用いた高強度コンクリートを対rn象とした構造体コンクリートの反発度とコアの圧縮強rn度の調査によって，以下の結論を得た．rn(1) 高強度域では，日本建築学会や材料学会による強rn度推定式によるとコンクリートの圧縮強度を低く推rn定する傾向にある．rn(2）本報告にあげた文献による回帰線は，高強度域にrnおける反発度とコアによる圧縮強度の関係の実態にrn近いものであった．rn(3) 文献及び当報告の全調査の結果により求めた回帰rn式は，高強度域向けの反発度による強度推定式としrnて有効であり，これを暫定的な式として提案する．