サインによる避難情報提供に関する基礎研究その5 海抜表示と津波避難表示の事例

摘要

本稿で述べた通り，海抜表示は様々な事例が確認できrnた。前報では色分けにより危険度を示した事例を紹介しrnたが，地域により使用される色が異なる現状では，そのrn手法が有効ではない可能性もある。本稿では津波避難情rn報の提供についても事例を紹介したが，2018 年3 月28 日rnに配信された静岡新聞「津波浸水想定区域 風評懸念，標rn識撤去 地元要望で静岡市」は衝撃的な記事であった。地rn域住民は日頃から防災訓練等を行っており不要であるとrnの理由から，津波浸水想定区域を示すサインが撤去されrnたとのことだが，新たな住民，区域外からの来訪者へのrn情報提供は無視された形である。今後はこのような事例rnについても調査を行っていきたいと考えている。