減振機能を有する鉄筋コンクリート造梁の実用化に関する研究(その3 降伏変形角、定常ループ、等価減衰定数)

摘要

本報告では、実用的な減振機能を有する鉄筋コンクリrnート造梁の開発を目標に、鉄筋コンクリート造梁の端部rnの主筋量を上端と下端で変えた通常スパン梁および建築rn物の一部に用いることを想定した短スパン梁の構造実験rnを行い、その性能確認を行った。rn以下に、得られた知見を記す。rn(1) 下端のみを減振とした部材(U0.5LG0.5、U1LG0.5)は、rn上下端共に減振としたもの(UG0.5LG0.5)より下端がrn早期に降伏し、上端は同等の鉄筋量の部材(U0.5L0.5、rnU1L1)とほぼ同じ変形角で降伏した。