二万五千分の一地形図が変わった 進化する地図の世界 大竹一彦•秋山 実著

摘要

昭和47(1972)年の設立以来，地図や地理空間情報の収集，提供などに関し，中心的な役割を担ってこられた(一財）日本地図センターから，地図に関する集大成「二万五千分の一地形図が変わった 進化する地図の世界」が刊行されました。本書は，これまで発刊されてきた「二万五〇〇〇分の一地形図」（平成2 (1990)年五月），およびサブタイトルとして「デジタル化時代の地図」（平成14 (2002)年六月），「地理空間情報時代の地図」（平成22 (2010)年十月）を付けた新版をさらに発展させ，使用する図ゃ写真に留まらず，本の構成や内容を最新の情報に合わせて書き直された最新版です。我が国に欠くことのできない基本図である二万五千分の一地形図が本の題名になつていますが，それだけにとどまらず，各種主題図やデジタル地形図など様々な地図も取り上げ，地図に関する全般的な事柄を広く解説されています。