中国、南シナ海を取り込む新地図を発行

摘要

中国国営メディアの6月25日付報道によれば、中国は、南シナ海で係争中の海域や島嶼、環礁などを明確に自国領であると見せかける表示の新たな公式地図を公表した。中国政府ガ以前に発行した地図でも、南シナ海の大半が自国領であるとされていたガ、その表示方法は通常、一枚の地図に収まるように、その他の領土を地図の片隅の小さな別枠に記載していた。今回の新しい地図は别枠がなぐ、一枚の地図で、中国の大陸と、南シナ海のマレーシア、べトナム及びフィリピンの海岸線のすぐ近ぐまで、中国が自らの海洋境界と規定する領域が本土と同縮尺で示されている。人民日報（電子版）は、中国のこれまでの地図では、南シナ海の島嶼は别枠に記載されており、また南シナ海の島嶼が中国領土の不可分のー部というよりも付属地のような扱いになっていだガ、新しい地では、一枚の地図に同縮尺で表示することによつって、これら全てガ不可分の中国領であることがー目で分かるようになっている、と報じている。