上信電鉄700形元•JR東日本107系100番代2次車

摘要

上信電鉄上信線は、群馬県の高崎を起点として、世界遺産富岡製糸場のあるヒ州富岡を経由し、ネギゃこhにゃくの生産で有名な下仁田までの33.7kmを結ぶ全線単線の地方私鉄路線である。その歴史は古く、同社の前身である上野鉄道が高崎〜下仁田を762mm軌間、蒸機運転で開通させたのは、いまから120年以上前の1897（明治30）年までさかのぼる。同社では、1960年代から1980年代に新造された20m3扉ロングシート車の200形•250形•1000形•6000形のほか、同じ20m3扉ロングシート車の元•西武鉄道151形、501形が2両ワンマンで活躍しており、2013（平成25）年には同社として32年ぶりの新造車となるVVVF制御のセミクロスシート車7000形も仲間に加わった。その後、非冷房車200形や、経年が50年を超える151形を置き換えるため、同社は同じ高崎を拠点に上信越線ゃ両毛線などのローカル列車として活躍していた107系100番代が置き換えられる際に2両×6編成（計12両）を購入し、順次上信電鉄仕様に改造、整備のうえ2019（平成31）年春から700形として使用を開始した。