カテーテル関連血流感染症

摘要

1.カテーテル関連血流感染症は院内感染のなかでもとくに頻度が高く，適切な治療がな されないと死亡率が高く，患者予後あるいは医療経済の視点からみてもインパクトが 大きい.2.合併症として感染性心内膜炎ゃ椎体炎などの合併症も少なくはなく，早期診断•治療 が必要である.3.本稿では2009年の米国感染症学会ガイドラインに基づき主に診断,治療戦略に関して重要な点を振り返った後に，ここ数年注目を浴びている抗菌薬口ック療法に関しても 記載する.