生分解性プラスチック／バイオマスプラスチックの現状と展望

摘要

我が国では生分解性プラスチック（BDP）の愛称を”グリーンプラ“としているが、生分解性プラスチック研究会（BPS）では”グリーンプラ“の定義を、自然界の微生物により分解されるプラスチック「生分解性プラスチック」に加え、生物資源を原料にして生産されるプラスチック「バイオマスプラスチック」の二つのコンセプトを含めた総称として”グリーンなプラスチック“との意味を込めることにしている。本稿では、現在までの経緯を整理すると同時に今後の動向について概観する。