尾瀬と東京電力: 東京電力環境部　小島実氏·辰井芳隆氏に聞く

摘要

東京電力は、尾瀬国立公園全体の約4割にあたる16、000haの土地を所有しています。最も自然保護の規制が厳しい特別保護地区に限れば、約割が東京電力の所有地です。なぜ電力会社が所有しているかというと、大正時代に、尾瀬には非常に豊富な水があるので、水力発電に使おうと、当時の電力会社が尾瀬の土地と水権利を取得し、昭和26年に東京電力が設立された際に、当時の電力会社から引き継がれたからです。土地は、大正5年に利根発電から、水利権は大正15年に関東水電から引き継がれました。