東京都の太陽エネルギー支援政策: 東京都環境局都市地球環境部の三浦大助氏と小林省二氏に聞く

摘要

日本における太陽エネルギー市場の再生を阿り、地球温暖化対策としての太陽エネルギーの利用拡大のため、東京都は2016年度までに都内において100ガ刷相当の太陽エネルギーの導入をめざしている。しかし、太陽光発電システムは国や自治体の支援が開始されるなど、その市場は上昇傾向にあるものの、太陽熱利用システムは初期導入に係る重い負担や、導入における経済的インセンティプの欠如、太陽熱に関する情報の不足などを背景に、現在太陽熱利用システムの設置件数の伸びは停滞している。