山口県生見川工業用水道事業の紹介

摘要

山口県瀬戸内海沿岸の東部に位置し，小瀬川を県境rnとして広島県に隣接し，また，錦川の下流域に三角州，rn干拓地として形成された岩国地域は，その豊富な水資rn源を活用し，早くから合成繊維，パルプ工業が発展しrnてきた。戦後はこれらに加え石油化学工業が進出し，rn従来の化学繊維，パルプと共に重化学地帯として一段rnと精彩を加えるに至ったが，これらの基盤となる工業rn用水については，錦川に余裕がないこと，また，企業rn進出，既設工場の増設などの工業用水の需要増大が見rn込まれたことから昭和60年3月に生見川ダムの築造にrnより水源を確保し，予測される水需要に対処するためrn実施されたものである。