低炭素型の資源循環DX事業を本格化: 白井グループ

摘要

東京を中心に廃棄物の収集を行う白井グループ(東京都足立区)は、19年度から取り組hできた、経済産業省の新連携事業「事業系廃棄物の資源循環を加速するIT·AI活用静脈プラットフォーム」の開発を今年3月末で終了し、4月1日から低炭素型の資源循環DX事業の本格的な事業化に乗り出した。同事業では廃棄物処理の依頼をインターネットで受け付け、見積書·契約書作成、電子マニフェスト手続き支援、決済を全てデジタル化した。20年度には開発システムの試験運用として約400件の申し込みを得ており、この経験を生かして実用上の改善を進めてきた。動脈系のeコマース機能を静脈系で実現するために、排出段階から廃棄物情報をデジタル化すべきというコンセプトで、これを実現することで物流最適化、デジタル営業、資源循環の促進が可能となる。