エアゾール缶、リチウムイオン電池の収集運搬•リサイクル時の安全対策: 葉県松戸市と日本リサイクルセンターの取り組み

摘要

東京消防庁の統計調査（平成30年版火災の実態[平成29年データ])によると、エアゾール缶等（エアゾール缶：可燃性ガスを噴出材とした整髮剤ゃ消臭剤などのエアゾール缶と簡易型ガスコンロの燃料ボンベなどを言う）に起因する火災は減少しているという。廃棄時に中身を使い切り、分別して排出することが住民に浸透されてきているとも言えるが、広く普及しているスマートフオンに搭載されている小さなリチウムイオン電池が廃棄される際に、可燃ごみに混在する可能性はエアゾール缶以上に懸念され、収集運搬時の火災の可能性も心配される。本稿では、排出ルールの啓蒙と合わせて、資源物としてエアゾール缶等やリチウムイオン電池を考える時に安全な回収ルートを確立させ、事故減少にもつなげている事例を紹介するとともに、リサイクル時の安全性について触れてみる。