パナソニック 12年度第1四半期の連結決算説明 6四半期ぶりに黒字達成 テレビ事業構造改革で収益改善

摘要

パナソニックは7月31日、東京都港区の東京パナソニックビル1号館で2012年度第1四半期(12年4-6月)の連結決算概要說明会を開いた。売上高は対前年同期比94%の1兆8144億円本業のもうけを示す営業利益は同692%の386億円となり収益が大幅に改善した。純利益も128億円となり、前年同期の3O3億円の赤字から黒字転換した。4半期決算の純利益の黒字は10年10-12月期以来、6四半期ぶり。通期の業績予想については据え置き、8兆1000億円とした。主力の薄型テレビ事業で、人員削減や生産拠点見直しなどの構造改革を進め、生産品目を絞り込み不採算モデルの削减などを実施した結果、収益改善の効果が出始めた。プラスマパネルの生産拠点の尼崎工場や、テレビ用液晶パネルの生産拠点である姫路工場などの一部停止または生産体制を見直すなど、固定費を圧縮したことも利益確保につながった。