プラネットの街頭ビジョン事業 大阪の繁華街で生番組放映 地元アイドルNMB48起用新しい広告ビジネスを展開

摘要

わが国の自発光方式フルカラー街頭大型ビジョンを使った屋外広告ビジネスの先駆者的存在なのが大阪·道頓堀で「トンボリステーション」を展開するプラネット(大阪市西区、佐藤嘉生社長)だ。同社は1988年から、繁華街の大阪ミナミで自発光式フルカラー大型ビジョン(当時=松下電器製アストロビジョン/現在=赤見電機製フルカラーLED)を使った広告ビジネスを展開しており、今年で25年と四半世紀を数え、歴史の浅いこの業界においては老舗中の老舗である。現在の佐藤社長のもとでインターコネクトグループとなって3年余り。同社の最近の取り組みについて紹介しつつ、新時代の大型映像ビジネスについて考察する。プラネットは、国内の大型ビジョン事業者として唯一とも言える本格的な大型ビジョン専用スタジオを保有。同スタジオから毎週末、生番組『ラジカルビデオジョッキー』を放映している。3年前にデジタル化されたスタジオには、ソニー製スイッチャーを中心とした制作·送出機器が並ぶ。プラネットで長年この事業にかかわり、現在メディアスーパーバイザーを務める財田千恵美氏は「『ラジカルビデオジョッキー』は、トンボリステーション開設時から20年以上続けている当社大型ビジョンの看板番組。地元を中心に活躍する女性アーチストやタレントなどが日替わりでMCを務める。同番組の出演をきっかけにブレークした人も数多い」と説明。現在のMCの中では、一昨年デビューしたシンガーソングライターの沢井美空に注目しているという。