冬季五輪とTV 技術進化の一方で放映権料問題 ソチ五輪では民放で約25億円総支出50億円 赤字必至の厳しさ広告のみのビジネス見直す時期に

摘要

ソチ五輪の開会式が現地時間の2月7日に開かれた。18日間にわたり、7競技98種目で熱い闘いが繰り広げられる。今回は約80の国と地域から5500人の選手が参加。日本への放送は、140人近いジャパン•コンソーシアム(JC)チームが送り届ける。日本の金メダル獲得のシーンが期待される。テレビと冬季五輪の関係を振り返る。近代五輪は1896年にアテネ大会で始まった。以降世界大戦による中断を挟みながら、現在まで継続されている。最初のテレビ放映は、1936年のベルリン大会だった。冬季五輪は24年、シャモニー•モンブランで開かれたのが最初だった。当初は夏季大会と同じ年に行われていたが、94年のリレハンメル大会(ノルウェー)以降、夏季と冬季が2年おきに交互に開催されるようになった。冬季五輪がテレビ放送されたのは、夏に遅れること20年、56年のコルチナ大会から。今では200を超える国と地域に映像が届けられている。