Host Identity Protocolを用いた，ユビキタスネットワークのセキュアな提供方法

摘要

With the development of the internet, things are being connected to the internet. IOT expands the function of things. However new basic functions are not examined because it is seldom put in practical use. In this paper, the authors made the mirror which has function of receiving information to examine new basic function. The authors investigated the timing of using the mirror to confirm it. Moreover, we examined the length time to use mirror and the required information to design functions.%理想的なユビキタスネットワークにおいては，ユーザはどこに行ってもそこに何らかのネットワークがある限り，それを介してインターネットに接続できる．そのためには，ネットワークの設置者である管理者が，来訪者である不特定多数のユーザに対して，利用者登録などの手間なしにネットワークを貸すことができることが必要である．また同時に，ユーザによる不正アクセスや違法行為等が生じた際には，管理者は利用者を追跡し特定することができる必要がある．本研究では，ネットワークを誰もがセキュアに提供するために，Host Identity Protocol（HIP）を応用する．HIPではホストそれぞれが世界で一意に定まるようなIDを持っているため，認証を行う事ができる．すなわち，もしインシデントが発生しても，そのIDを用いてユーザを特定する事が出来る．更にエンドポイント間でのセキュリティプロトコルであるため，管理者が不正を働いていない事の証明（否認不能性）も確保できている．これを利用する事で，管理者が安全に誰にでもネットワークを貸す事ができるようなモデルを提案する．