宮古島における糖蜜からのバイオエタノール生産とそのE3への利用

摘要

環境省地球温暖化対策技術開発事業「沖縄産糖蜜からの燃料用エタノール生産プロセス開発及びE3等実証事業」では，サトウキビから砂糖を取った後に残る糖蜜を原料として，現在世界規模で普及が加速されているバイオエタノールを生産し，それをガソリンに3%添加してE3燃料を製造し，既販車両に倶給して実車走行試験を実施している．本プロジェクトは地球温暖化対策と同時に，地産地消の持続可能な循環システムを構築し，宮古島の経済基盤を支えるサトウキビ産業の振興に寄与することを目的としている．