コンパス型歩行モデルを用いた平地歩行とトレッドミル歩行の評価

摘要

本論文では，コンパス型歩行モデルを用いた人の平地歩rn行とトレッドミル歩行の模擬を行った。トレッドミル歩行rnにおけるベルト速度変動を，歩行モデルを用いた歩行で模rn擬し，ベルト速度変動率が床を蹴る力である力積pと腰のrn回転力に相当する力積rへ与える影響を明らかにした。rnまた，床反力波形を考察し，人の平地歩行時とトレッドrnミル歩行時の特徴を模擬できていることを示した。以上よrnり，コンパス型歩行モデルにより人の平地及びトレッドミrnル歩行を模擬でき，両歩行の特徴を評価できることを明らrnかにした。今後の方針として，文献（13）に示されている被験rn者に力学的負荷を加えることで平地歩行とトレッドミル歩rn行の相違を小さくする機構のシミュレーションモデルを作rn成し，その改善要因を明らかにすることを目指す。