伊藤忠や日立造船など、ドバイ廃棄物発電事業融資契約20万kWの廃棄物発電施設整備へ

摘要

伊藤忠商事と日立造船イノバは、DUBAL Holding社、Dubai Holding、BESIX、Tech Groupとともに6社で出資する事業会社Dubai Waste Management Company P.S.C.社(DWMC)が、総額約9億米ドル相当のプロジェクトファイナンスベースの融資契約を、国際協力銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ソシエテ•ジェネラル銀行、KFW-IPEX銀行、スタンダードチャータード銀行、クレディ•ァグリコル銀行、シーメンス銀行と締結した。このうち民間金融機関の一部融資に日本貿易保険の海外事業資金貸付保険が付保される。伊藤忠商事と日立造船イノバなどはアラブ首長国連邦ドバイ首長国ワルサン地区で、廃棄物処理発電施設の新設プロジェクトに参画する。建設に事期間は2024年7月まで。一般廃棄物を年間約190万トン処理し、焼却排熱を利用した約20万kWの発電も行う。廃棄物焼却後に残る焼却灰からは金属資源を回収しリサイクルする。各社のうち日立造船イノバは、DWMCに一部出資するとともに、ベルギーの大手建設企業BESIXの現地子会社とジョイントベンチャーを形成し、DWMCからごみ焼却発電ブラントのEPC業務を請け負う。日立造船イノバはプラント完工後、BESIXグループとの合弁により35年間の運営•メンテナンスも行う。