デンカ、糸魚川市で8,100kWの水力発電所竣工総事業費100億円

摘要

デンカは、新潟県糸魚川市内に新たな自家水力発電所として竣工した「新青海川発電所」の送電を開始した。最大出力8,100kWで、2014年1月に新青海川発電所の建設を決定し、約6年間のェ期を経て完成した。発電した電力はFIT制度を活用して約20年間電力会社へ販売した後に、自家電力として使用する。同社は新青海川発電所を含む自社水力発電所を姫川流域、青海川流域に計16力所を保有している。全自家水力発電所合計で最大出力12.6万kWの能力を有し、約17万世帯向けに相当する量の電力エネルギーを創出する。さらに同社では、北陸電力との共同出資会社である黒部川電力株式会社を通じて、同市内に2万7,500kW(デンカ持分比率1万4,000kW)の「新姫川第六発電所」も建設しており、2022年4月に送電を開始する予定。稼働後はデンカの自家水力発電所合計の最大出力は14.0万kWとなる。