東北電力、鳴瀬川ダムで2,300kWの水力発電所建設2028年3月着工、2034年度営業運転開始

摘要

東北電力は、国土交通省が宮城県加美郡加美町の鳴瀬川水系筒砂子川で建設を進めている特定多目的ダム「鳴瀬川ダム」に発電参加する。発電参加についてはこれまで国交省と協議を進め、国交省が「鳴瀬川ダムの建設および漆沢ダムの建設(再開発)に関する基本計画」を告示したことにより、東北電力の発電参加が正式に決定した。発電計画として、鳴瀬川ダム下流に出力2,300kWの「鳴瀬川発電所」を建設し、ダムの共用取水設備より取水した最大3.50m~3/sの発電用水を、全長約200mの水路を用いて発電所へ導水し、最大81.18mの有効落差を活かして発電する。2028年3月の工事開始、2034年度の営業運転開始を目指し、発電計画を進める。