公費拡充と安定財源の確保を決議国家百年の計を見据えた真の改革を

摘要

健康保険組合全国大会が、11月柑日、東京国際フォーラムに4000人を集め開催された。「皆保険維持に、公責拡充待ったなし！」を削呼称に掲げた本大会では、3大スローガンを全健保組合の総意として決議し、その実現に向け、全力を傾注していくことを確認した。高齢者医療費の増加はとどまるところを知らない。2年後には、700万人の団塊の世代が高齢者の仲間入りをする。医療費の増加を加速させることは間違いない。これからも国民皆保険制度を存続させていくためには、費用負担のあり方も含めた明確なグランドデザインが求められる。高齢者医療費の負担を現役世代の保険料に過度に依存する現行の仕組みによって、各保険者はのきなみ財政逼迫状態に陥っている。高齢者医療制度改革が議論きれている今、安定的な公費投入による持続可能な制度づくりへの道筋をつけることが何をおいても必要だ。