第11話　戦後のアルミニウム産業の動向と住友の生産，研究開発の発展

摘要

アルミニウムの需要は，第二次世界大戦中では需要の大半を航空機用が占めていたが，戦後は大幅に縮小し，まず家庭用器物，日用品の需要が急速に伸び，続いて自動車，車両，機械などの分野に新需要を開拓した。その後，サッシ，ドア，カーテンウォールなどの建築部門，自動車，トラック，トレーラー，鉄道車両，船舶などの輸送機関，テレビ，電気洗濯機などの電機通信機器，電力の送電線，包装容器などの一般民需市場が急速に拡大した。