「雨水（あまみず）情報」で排水ポンプの運転状況をリアルタイムに提供

摘要

名古屋市は，平成12年9月11日から12日未明にかけての東海豪雨では，市域の約4割が浸水し，甚大な被害を受けました。その後，災害防止策として，国や愛知県で進められた「河川激甚災害対策特別緊急事業」（庄内川，新川，天白川）と名古屋市上下水道局が策定した「緊急雨水整備基本計画」を整合させながら，ハード的な対策として雨水ポンプの増強，貯留施設の設置等を行い，又，ソフト的な対策として，雨水ポンプの施設等（雨水ポンプ所，雨水調整池）の効果的な運転管理を目的として，運転管理データ収集システム（雨水排水情報システム）の構築を進めると共に，下水管きょ内光ファイバーによる自営網の布設やネットワーク機器の配備を行うことで，局内インフラの構築も併せて行い，ハード，ソフトの両面から浸水対策の強化を図ってきております。