新たな時代の下水道: 多様化する使命と住民参加の推進

摘要

下水道をはじめとする汚水処理施設は，地域特rn性に応じた役割分担のもとで事業推進を行い，全rn国的には高水準まで普及し，公衆衛生の向上，生rn活環境の改善，河川における水質の改善に大きくrn寄与してきました。また，下水道による都市の雨rn水排除施設の整備も着実に進捗し，浸水防除に一rn定の成果をあげてきました。このように，下水道rnの整備推進による効果は，国民の暮らしとわが国rnの社会発展を根底から支えてきました。rn新たな時代の下水道は，末普及地域の早期解消rnを図りながら，時代の流れの中で顕在化してきたrnひずみを解消しつつ，社会情勢の変化を見通してrn社会基盤としての新たな役割を担っていくことがrn求められています。本稿では，平成19年6月に社rn会資本整備審議会下水道小委員会がとりまとめたrn「新しい時代における下水道のあり方について」をrn参考として，多様化する使命と住民参加の推進のrn観点から新たな時代の下水道について紹介します。