下水道事業におけるアセットマネジメントと長寿命化計画

摘要

下水道の普及が進み、管路延長は約44万km、処理場数は約2,200箇所など下水道のストックが増大しています。一方で、施設の老朽化も進行しており布設後50年を経過する古い管路や機械•電気設備の更新が始まる処理場は、今後も増え、維持管理費や改築更新費用の増大が見込まれます。一方で、これを管理する地方公共団体においては、下水道部局の職員数は減少傾向にあり、かつ人口減に伴う経営環境の悪化等が予想されることから、今後はアセットマネジメントの導入による効率的な下水道事業の運営が求められております。