福岡市水素リーダー都市プロジェクト: 下水バイオガス原料による水素創エネ技術の実証

摘要

福岡市は、海と山に囲まれた自然豊かな都市であり、 文化や経済など都市機能が集積し、人•環境•都市活力の調和がとれた「アジアのリーダー都市」を目指し、 元気で住みよいまちとして発展を続けています。この発展を支える福岡市の下水道は、昭和5年に整備着手して以来、水洗化の普及や浸水対策の推進などに取り組んできた結果、下水道人口普及率は平成29年度末時点で99.6 %と概成しており、雨水整備も一定程度進むなど、都市における必要不可欠な社会基盤施設となっています。また、高度処理の導入や合流式下水道の改善などにも取り組み、下水処理水の放流先である博多湾などの水質改善にも一定め成果を収めています(図一1)。