海水を活用したサンポート高松地区における地域熱供給システム

摘要

高松駅周辺の港湾エリアは、日本三大水城の 一つと言われている高松城により拓かれ、四国 と本州を結ぶ宇高連絡船の就航を契機に「四国 の玄関」として栄えてきました。昭和63年の瀬 戸大橋開通後に宇高連絡船の航路は廃止され ましたが、香川県や高松市が中心となり「瀬戸 内海に面したウォーターフロントを活かしたまち づくり」をコンセプトにサンポート高松地区とし て再開発を行っています。当社は、平成13年4 月からこの地区で地域熱供給を開始し、空調用 の冷温水を供給しています。（平成29年6月1日 時点【図1参照】）。