Dr.中野が説く！電気事故の真実 第23回自家用電気工作物の事故事例Part.7

摘要

本件は需要家構内の架空配電線路(三相3線、6600V)の構内柱で発生した欠相事故である。欠相した部位は6600VのCVT(EM-CET)ケーブルの接続点である差し込み式の耐塩害ケーブルヘッド内で、ここが破断して電力供給が停止した。事故発生当初は、供給停止の原因について、受電設備以降に事故原因があるものと判断されたため、事故点の特定が困難であつたが、受電設備の電源側に異常があったことを確認。事故原因の解明を行うこととなった。