新工法適用による変電所リプレース工事費の低減と大幅な停止期間の短縮

摘要

群馬県内の配電用変電所は，運転開始後40年を越える経年設備が多く供給信頼度の確保ならびに後年度負担軽減の観点から至近年にリプレース工事が計画されている。しかし，現状の工事工法では，取替工事期間（設備停止期間）が長く供給信頼度を低下させると共に，全設備の取替えを実施するには，工事会社，当社工事担務者の業務量が多く年間の機器取替台数に制約がでる現状にある。また緊急的に機器取替工事が発生しても対処困難が予想される。更にコストについても全機器の取替えを実施した場合，高コストを要するため取替計画に苦慮しているのが現状である。