東京電力•工務部改善グランプリ受賞「水中カメラ」を活用したマンホール内部点検の合理化

摘要

東京電力，工務部の地中送電部門(特別高圧以上の地中ケーブルを扱う部門)における設備保全業務は，「保安規程」に基づいたインターバルや方法で実施しているが，そのひとつに「マンホール内部点検」がある。現在，この「マンホール内部点検」は，海側(沿岸部より3km以内)にあるマンホールは「1回/6年」(設備の腐食劣化を考慮)，それ以外は「1回/9年」のインターバルで点検しており，その数量は年間約2,000個を実施することから.毎年多くの費用を必要とし ている。そこで我々は，平成24年度の「マンホール内部点検」に掛かった費用を当社の「工務部設備総合管理システム(MJ)」にて抽出し，コスト削減検討に向け費用分析を行った。