中国電力が進める500kV新山口幹線電線張替工事

摘要

中国電力では現在，新山口幹線の電線張替工事を進めている。新山口幹線は送電電圧500kVで九州•中国地方を結ぶ重要な連系線であり，2回線で東山口変電所から新山口変電所までの全亘長77.39kmに亘る基幹送電線である。1980年に運転開始した同送電線は，電線の腐食が進行し，がいしや架線金具をはじめ地線•地線金具等についても発錆が進行しており，更新時期が迫っていることが点検により判明したため，今回の更新工事に至った。亘長が長いため，電線寿命により施工時期をI期，II期と分けて工事を実施しており，現在はー期工事の真っただ中である。本座談会では，工事を進める中国電力•送電工事グループのメンバーと，現在現場で実際の施工にあたっている4エ区のJVから現場代理人，副代理人に集まってもらい，工事の概要や設計•施工の特徴などについて話を聞いた（編集部)。