伊達発電所2号機タービン駆動給水ポンプの起動時間短縮

摘要

伊達発電所2号機（定格出力350MW）において，ユニット起動時および低負荷からの負荷上昇時には，一旦，発電機出力を150MW～175MWの任意負荷で固定し，175MW以上で必要となる給水，復水，燃料およぴ海水冷却水の各補機を起動している。この内，ポィラーへの給水に使用するタービン駆動給水ポンプ（以下，TD-BFP）の起動に際しては，軸受油温度を待機中の設定30℃から，通常運転時の許容下限である35℃まで昇温させる必要があり，約30分間の待機時間が発生していた。