白色LED照明の現状と展望: 省エネルギー照明システム

摘要

白色発光ダイオード（light-emitting diode：LED）は， 1997年に日本で生まれた技術である。基本的な構造は LEDチップと蛍光体の組合せから成り，最近，発光効率 が100lm／W（lm：光束の単位）を超えるものが開発され， 白熱電球，蛍光ランプを代替することが可能な固体照明シ ステムとして期待が大きい。LEDは，半導体のp－n接合 に順方向電流を流すと発光する素子である。