2020年ダイャ改正: 東海道新幹線『のぞみ12本ダイヤ』の実現

摘要

1964 (昭和39)年10月に開業した東海道新幹線は，日本の3大都市圏である東京〜名古屋〜大阪を結ぶ大動脈として，開業以来，約64億人のお客様にご利用いただき，日本経済の成長を支えてきました。当社はこれまで，東海道新幹線の輸送サービスを充実させるベく，1992 (平成4)年に300系『のぞみ』による最高速度270km/h運転を実現し，2003 (平成15)年には品川駅開業と全列車の270km/h化により，『のぞみ』の1時間あたり片道最大運転本数を3本から7本に増やし，『のぞみ』中心のダイヤにシフトしました。その後も様々な施策により，段階的に『のぞみ』の1時間あたり片道最大運転本数を増やし，お客様のニーズにお応えしてきました（図—1)。本年3月のダイヤ改正では，N700Aタイプへの車種統一に伴う全列車の最高速度285km/h化とともに，設備の改良等を実施することにより『のぞみ』の1時間あたり片道最大運転本数を10本から12本に増やし，『のぞみ12本ダイヤ』を実現させました。