一柱一杭基礎工法における柱脚と杭頭の接合部性能に関する実験的研究（その３：せh断力支配型加力に対する接合部の性能）

摘要

加力装置の性能上の都合で鋼製柱のウェブをせh断降伏させるまでの載荷実験はなされていない。しかし、鋼製柱のウェブの最大加力時のひずみ度と対比してドリフト値が小さい事、外周鋼管のひずみ度も小さい事から、鋼製柱がせh断降伏に近い状況に至っても、充填材内の柱は充填材に円滑に応力伝達が成されること。この時、外周鋼管は余裕をもって弾性域にあることを示した。本工法の有用性を記した。