大口径排水横管の搬送性能に関する基礎的実験 その１ 節水形大便器の流入方法による搬送性能の検討

摘要

本実験範囲の実験結果より、以下の知見を得た。（1）流入継手形状により、代用汚物の搬送に必要な搬送水量は0.8～1.6[L]となり最大最小差は2 倍であった。また、代用汚物が搬送される時の最大水位に流入方法の差異はない。（2）代用汚物を指標にした平均流速では、流入継手にYT を用いた場合にSHASE-S206 の下限流速を満足した。（3）大口径の排水横管の搬送距離に流入方法が与える影響は大きく、一般的な流入方法（L+LT）と比べ、流入継手YT を水平にした流入方法は搬送性能上有効であることが分かった。