GPSを用いた重力式コンクリートダムの変位計測

摘要

1．はじめにrn　堤高50m以上の重力式コンクリートダムについては，rn河川管理施設等構造令2）により，安全管理にとって必要rnな計測項目として漏水量，変形（変位），揚圧力が規定rnされている。このうち，現在，重力式コンクリートダムrnの変位計測は，主にプラムラインで行われている。プラrnムラインによる変位計測は極めて高精度な計測方法であrnるが，その設置のための費用や施工への影響が大きく，rn一般的には代表1～2断面に設置されているのが現状でrnある。一方，フィルダムにおいては築堤材料の物性がダrnムごとに大きく異なり，また個別ダムにおいても物性のrnばらつきがコンクリートに比べて大きいなど，堤体の挙rn動がコンクリートダムに比べて複雑であるという特徴がrnあるが，大規模なダムでは20～30の変位計測の測定点rnを有するダムも多く見られる。