既設集排10地区の機能強化対策に今年度着手へ各処理施設の更新など 5ヵ年計画で同時進行

摘要

島根県安来市は、市内で供用中の全13地区の農業集落排水施設のうち、稼動期間の長い10地区(母里、井尻、安田、赤屋、宇賀荘、大塚、能義、古市、吉田、西比田)を対象に、今年度から一斉に「安来地区」の名称で機能強化対策事業に着手する。古市地区(母里地区に接続処理)を除く9地区の各処理施設と、全10地区の中継ポンプ施設に係る設備機器関係の更新強化を中心に、経年劣化対策(単純更新)を施すもので、全体の事業期間は27～31年度の5ヵ年を見込む。今年度はまず、宇賀荘地区(9年度採択、1890人)の設計業務(中継ポンプ設備および同操作盤の更新)から手がけるが、来年度以降は毎年数地区ずつを並行して施工するシフトが組まれる。