高分子学会第59回高分子夏季大学イノベーションを拓く高分子

摘要

高分子学会は7月16〜18日，東京都江東区•東京ファッションタウンビルで表記を開催.総合講演3件，3分野各8件を報告した.翻訳合成系を利用した大環状ポリぺプチドの機能探索（東大院/菅裕明氏）;有機小分子薬剤は比較的製造費が安く，経口投与可能で免疫毒性がないが副作用傷害が問題.近年開発の標的タンパク質へ高い特異性をもつ抗体は，応用範囲が限られ高価で，低分子量の特殊ぺプチド医薬が期待.特殊アミノ酸を含む非リポソーム合成系をもつ細菌•カビ等の産生天然物は発見や製剤化が問題で，人工RNA酵素と大腸菌再構築無細胞リボゾーム翻訳系を組み合わせたシステムを開発し解決.