火山噴火時の緊急調査と緊急減災対策の展望

摘要

全国では毎年約1千件以上の土砂災害が発生しており、平成26年も1,043件(10月末日現在)の土砂災害が多発し、多くの人命が失われたことは記憶に新しい。特に大規模な土砂災害が発生するたびごとに国土技術政策総合研究所ならびに(独)土木研究所(以下、「国総研•土研」)では災害現場へ専門技術を有する職員を派遣するなど、二次災害防止のための技術支援に総力をあげて取り組んでいる。