クラシック・ミニ、維持とチューン

摘要

クラシック・ミニとのかかわりでまず考えなければならないのは、いかにコンディションを維持していくかだろう。幸いにして、クラシック•ミニのパーツの揃い具合は、ヒストリックカー中トップクラスなので心配は要らない。だがしかし、健康状態をよく保っているだけではその魅力の真髄に触れることはできない。豊富なチューニングパーツで遊ぶ楽しみもまた、クラシック・ミニが秘めた数多くの長所のひとつなのである。小さくてかわいいスタイルが好き。キビキビとした走りに夢中、などなど世の中にはクラシック・ミニだけが好き、というファナティックも少なくない。だが数あるヒストリックカーの中からベストな1台を選ぶ、というようなシーンでもクラシック•ミニは有力な候補となりうる。その理由は今なお多くのパーツが揃うから。ヒストリックカーの中にはメーカーがすでに消滅してしまったものや、メーカーがすでにパーツの供給をやめてしまったものが一般的である。現代ではパーツがリプロダクションされることもあるし、インターネットにより世界的なパーツの売買も盛んになったが、それでもリプロ•パーツは人気車種に限られているし、NOS(ニュー•オールド•ストック）もののパーツの絶対数は減る一方なのである。