東京国際空港（羽田空港）国際線旅客ターミナルの防災対策

摘要

本年度は、空港における自然災害リスクへの対応が昨年度以上に問われることになった。一昨年の台風21号による関西国際空港の甚大な被災(ターミナルビル冠水による空港機能停止、連絡橋の損壊による空港アクセス寸断等）、胆振東部地震による新千歳空港の被災（ターミナルビル施設の損傷、北海道全域停電による電源断等）を教訓として、国土交通省の通達により、国内各空港における現状の課題の洗い出し、対応策の具体化と実現が進められている。