鉄道構造物を支えた技術集団: 国鉄構造物設計事務所の足跡

摘要

国鉄時代，構造物設計事務所（略して構設）という技術rn集団があった．鋼構造，コンクリート構造，基礎?土構造rnなどのパートからなる約90名の組織であり，橋梁はじめトrnンネルや土構造，建築，軌道などの技術基準の制定や設計?rn施工の指導，技術開発などに当たっていた．研究所とは一rn線を画し，構造物の計画?設計から維持管理までを支援しrnて，現場で困ったことがあれば直ぐに相談に応じてくれるrn駆け込み寺的な存在であった．現場と一体となり，現場にrn信頼される組織であった．また，そこに所属する技術者はrn土木学会等の各種委員会で活躍し，示方書等の執筆も担当rnしていた．技術を蓄積して発展させられる組織，とも言わrnれていた．