津波で流失した一般県道石巻工業港矢本緑是川大橋仮橋設置工事

摘要

2011年3月11日に発生した東日本大震災における，推定高さ約6.0mの津波により，一般県道石巻工業港矢本線定川大橋の中央径間の桁42.0mが流失した．（写真-1（a），（b））．定川大橋は，平成元年3月に完成した橋長126.0m，幅員10.0mの3径間単純ポストテンションPC桁で，石巻と東松島両市の臨海部を結ぶ重要な橋である．流失したことにより国道45号に車両が流れ渋滞の要因となり，市民生活や災害復旧の障害となって，一目でも早い開通が望まれていた（図-1）．