圏央相模川橋の送出し架設と混合床版の施工

摘要

首都圏中央連絡自動車道(以下，圏央道)は，都心からおよそ40～60kmの位置に計画された延長300kmの高規格幹線道路であり，首都圏の広域的な幹線道路網を形成する3環状道路のうち一番外側に位置し，都心部における通過交通の抑制を目的に計画されている.本工事では，圏央道のうち海老名ICから圏央厚木IC間の一級河川相模川を渡河する区間(圏央相模川橋)の施工を行った.圏央道本線が相模川にほぼ並行する箇所に位置するため，渡河部は不等曲線を有するS字線形となっている.低水敷では河川の環境保全のため，送出し工法による架設を行った.陸上部については，トラッククレーンベント工法により架設を行った.