民間航空機搭載ソフトウェアの開発ガイドラインDO-178Cの解説第1回(下)-民間航空機における認証の全体像と航空機レベル•システムレベルの規格の解説

摘要

図5.1-1に安全性評価プロセスの全体像と航空機•システム開発プロセスとの関係を示しました。安全性評価プロセスは以下の手法を用いて実施されます。1. Aircraft (System) Functional Hazard Analysis (Aircraft FHA/System FHA)2. Preliminary Aircraft (System) Safety Assessment (PASA/PSSA)3. Aircraft (System) Safety Assessment (ASA/SSA)4. Common Cause Analysis (CCA)前述のAircraft Function Development及びAllocation Aircraft Function to Systemにおいて導出された航空機レベルの機能、及びシステムレベルの機能について、それらの機能が喪失もしくは誤つだ挙動をした場合、どのような故障状態（Failure Condition)に陥る危険性があるかを分析し、分類（Classification)します。表5.2-1に故障状態（Failure Condition)と分類(Classification)の対応、及び許容できる発生確率（Probability)を示します。