災害救援航空機情報共有ネットワーク（D-NET) : 大規模災害時のへリコプタ一運航管理の研究

摘要

地震等の大規模災害が発生すると、ヘリコプター が情報収集、捜索•救助、救急医療、物資，人員 輸送、空中消火等の任務で飛行します。我が国で 初めてヘリコプターが大規模災害の救援活動に本格的に活用されたのは阪神•淡路大震災（1995年1 月）といわれています。これを機に、ヘリコプター の有効性の認識が広がるとともに、表1に示すよう な課題も明らかとなり、大規模災害時にヘリコプ ターをより有効に活用するための体制や法規整備 等の様々な取り組みが進められましだ。東日本大震 災（2011年3月）では、図1に示すように300 機を超えるヘリコプターが被災地周辺で救援活動に 従事し、これらの取り組みの成果が現れるとともに、 新たな課題も明らかとなりました。