ミュージアム情報: 五感に響く歴史と文化 - 新潟県立歴史博物館

摘要

世界有数の豪雪地帯高田（現上越市）は、雪で道がふさがれても家並みの軒から張り出した庇の下を通れる「雁木」発祥の地といわれている。昭和30年代当初、新たな工業製品も生まれてはいるが、以前のモノも現役で使われていた、という時期の雁木通りが実物大で復元されている。2階の軒まで積まれた雪、その上には物資を運ぶソリ道が、下には行き来のためのトンネルが造られている。屋根の上では、ブロック状にしてから行う雪下ろしの様子がリアルに再現され、雪に埋もれた1階の雑貨屋、駄菓子屋、下駄屋では、30年代のさまざまな生活雑貨から生活様式の変化を感じることができる。